銀の光と碧い空の雑記

技術ネタじゃない雑記を書いています

イギリスドライブでHERE Drive+ が神アプリだった件

タイトルは煽りです。先日までイギリスに行ってきたのですが、そこでのドライブで HERE Drive+ が神の如く役立ったのでブログに書いておこうと思います。ちなみにiPhoneやAndroidのアプリ、またWindows Phoneのほかのアプリと比較したわけではなく、せっかくの海外なのでWindows Phoneを使いたい!、Windows Phoneなら HERE Drive+ なのではないか?という思いつきでとりあえず使ったら便利だった、というお話です。

イギリスでのドライブ&レンタカー事情

その前に軽く前提条件を。イギリスはジュネーブ条約に加盟しているので、日本での運転免許があれば、免許試験場などに行くだけで入手できる国際運転免許証で運転できます(証明写真+お金はいるけど、特段の審査とかはない)。

イギリスは日本と同じ左側通行右ハンドルなので、この点に関しては割と運転しやすいです。が、レンタカーを借りる場合、AT車がかなり少ないのでMT車を運転することになります(余分なお金を払うなりすれば予約できるかもしれないが、そこに手間をかけるよりMTを運転するほうがよさげ)。日本だとMTなんて教習以来運転していないとかあるので(実際最初の訪問ではそうだった)、練習したい場合はMT車での運転練習を一般に公開している教習所に行くという手があります(が、実際行ったものの教習者と教習コースは実際の車と道路とはかなり違ってあまり役に立たなかった)。

もう一つの特徴が多くの交差点がラウンドアバウトになっていることです。交通量の多いところでは信号がついていたりしており、さらにラウンドアバウトでなくても日本で多くみられる十字路で4方向に信号がある交差点、というのは数少ない感じです。十字路でも常時左折可能レーンがあったり、右折用の迂回進入路があったりとなかなか難解です(都心部に行けばいくほど)。

HERE Drive+にナビしてもらう前に

で、HERE Drive+ ですが、プリインストールされていない場合でもストアからダウンロードできます。HERE Mapsといっしょにインストールしておくのがおすすめです。

出発する前に行く場所とかルートの予定を立てておきたいんだけど...という場合でも、わざわざそのためにハワイ(隠語)に行く必要はありません。

Location-Based Services for the Autonomous Future というWebサイトでルート検索ができます(検索についてはWeb版の方が高機能)。Nokia Acountがあれば同期できますが、Microsoft アカウントで認証することが可能です。

行く予定の場所などが決まっていたら Collections に登録しておきましょう。

f:id:tanaka733:20140921230653p:plain

そして、現地について通信できるようになったらとりあえず HERE Mapsの地図データをダウンロードしてきましょう。(SIM経由でもいいですし、ヒースロー空港であれば、45分だけ有効なWifi接続があります)

HERE Drive+ でルート設定

目的地をあらかじめ Collections に登録していた場合は、HERE Drive+ を起動して、Favorites で選択すると目的地設定ができます。

f:id:tanaka733:20140921230915p:plain

Settings でルート検索を3つのパターンから選択したり、有料道路・水路などを使うかどうかの設定ができます。

目的地から検索したい場合は、HERE Mapsで移動手段を車でルート検索して、そこからStart Navigationして、HERE Drive+ を起動するのもおすすめです。ただし、HERE Mapsでのルートをそのまま使うのではなく、目的地のみ使用しルート自体は検索しなおします。

HERE Drive+ の画面とナビゲーション

HERE Driveでは距離の単位を選べますが、現地とおなじマイル法の方がおすすめな気がします。車の速度計や看板などすべてがマイルなので、アプリで表示された数値をそのまま比較できます。kmへの変換を意識する必要もないと思います。

実際の案内画面はこんな感じです。Lumia 1520を横にして使用しています。

f:id:tanaka733:20140921231130p:plain

位置のトラッキングはかなり正確でした(後から書くように制限速度を表示してくれるのですが、実際の標識と数10mもずれていませんでした)。また、音声案内もありますが、これもかなり正確です。ただし日本語はないので、英語(もしくはほかのサポートしている言語)で聞く必要があります。難しい単語はそんなに出てこないのと、パターン化しているので、1時間も聞いていれば慣れると思います。

HERE Drive+ が便利だった点

一つは、特に地方では時間予測が割と正確でした。道路の混雑具合込みで時間予測してくれますが、それを含めてかなり正確です。ただ、急に混雑しはじめた場合はずれてしまいます...

もう一つは制限速度表示です。イギリスは制限速度に厳しいです(その代わりというか、片側一車線の一般道でも60mph=96km/hとかの高めの設定なのと、まわり環境に合わせて細かく制限速度が設定されている)。この制限速度をナビ画面に表示してくれます。しかも、制限速度を超えるとアラートが鳴る機能があります。ただし、一時的な工事による制限速度規制などには対応していないので、最終的には標識で確認する必要があります。

HERE Drive+ のここを改善してほしい

ルート検索で経由地設定できるといいですね。現状だと目的地しか設定できません。

もう一つは、都心部での車線も含めたナビゲーションです。都心部では、立体交差や右折・左折専用レーン、う回路などがああり、かなり複雑な道路になっています。たとえばこういう形状です。

f:id:tanaka733:20140921232204p:plain

ナビは近づけば 「Keep Left」って言ってくれるわけですが、右に行くから右車線で走っていたりすると車線変更をしたり、そもそもなんで左?と疑問に思ったりしてしまいます。このあたり、次曲がる交差点はこういう形状しているから、この車線にいえね!って感じでナビしてくれるとかなり便利になります。

最後に

とりあえず日本でのWP8.1端末とHERE Mapsのデータ充実はまだですか?

信長の野望・新生 with パワーアップキットの画像は著作権: ©コーエーテクモゲームス